一年前・・・

2001年6月17日
一年前の今日。

暴行傷害事件に巻き込まれた。
俺はたいした事なかったのだが、
友達の何人かが相当ひどい有様で、目も当てられない状態だった。

絶対に警察に行くべきだったのだが、
被害者のダチの一人の立場上や事件の関係上、
警察には行けないということになった。

仲の良いメンバーで集まって、
今後どう立ち直って、友達をフォローしていくのかを相談した。
しかし、はっきり言ってその事件の場にいなかった
メンバーは何も言えないようだった。
かと言って、俺自身も自分の中で整理し切れる状態でもなかった。
片目を失明するかも知れないという状態であったと共に、
その事件を振り返る勇気すらなかった。

しかし、ある日重傷のヤツの彼女が手首を切った。
しかも妊娠していた。

その彼女は唯一俺とは面識があったため、
俺が彼氏に変わって、見舞い等をしていた。
実際、手首の傷は浅く、大事には至らなかったのだが、
妊娠の方に問題があった。

・・・彼氏の子ではない・・・

はっきり言ってわけがわからなかった。
そのコはそれ以外の事をあまり教えてくれない。
理解が出来なかった。

それについて考えながらも、
動ける奴等で、とりあえず最低限説明しておくべき
人たちに事情を説明しに行った。(兄弟・姉妹等)
まるで、俺たちが悪い様に言われまくった。
死んで詫びろ。とも言われた。
誠意を見せろ。とも言われた。
生きている価値が無い。とも言われた。
それ以外にも多々言われた。

ひたすら謝った。謝ることしか出来なかった。
というか、謝っていたかった。
何もしていないと、考えが恐ろしい方向に行ってしまう。
そう思っていたら、ついに復讐の考えが自他共々、
膨らんできた。

危ない考えだった。
しかし、それぞれが決意していた。
血判書。というのまで出てきた。
もう止められないと思っていた。

その時、事件に巻き込まれなかったメンバー達に、
ボコボコにされた。
”俺達がすることは、復讐じゃない。”
って事を伝えるために。

その後、ボーっと日々を過ごしている内に、
例の子の彼氏が、面会できるようになった。
ヤツもいろいろ考えていたらしい。
マイナスの方向から、プラスの方向まで。
復讐の言葉も出てきた。


俺はそこでずっと気づきながら、言えなかった事を言った。
はっきり言って、これ以上事件の事に時間をつぎ込むのは俺達の将来を潰す。
俺だって復讐したい。
加害者全員ぶち殺してやりたい。
でも、復讐することによって、誰が救われるのか。
そして、彼女の事はどうするんだ?
今、誰が支えていけるんだ。
と。

数日後、俺とヤツは復讐より将来に賭ける事にした。
ヤツはもうはっきり将来を見ていた。
事件は吹っ切っていた。
彼女にも、キチンと話し、これからの事を
しっかり話し合ったという。

その日、みんなで集まった。
事件は事件として、
出会ってしまった現実としてしっかり受け止め、
だけど、復讐を考えるのではなく、
事件を踏まえてこれからの将来をどう生きるか。
どう幸せになっていくのかを考えよう。

って、な感じで。
これが約一年前に経験してきた事です。
その後については、6月18日の日記に綴ります。

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